2019/09
2019・09・16記

「去年マリエンバードで」 2019/05/17 FilmForumにて
何となく、この映画は見たことがあると思っていて、しかも、訳の分からないストーリーで退屈な映画、とか思いこんでいた。
ただ、ロブグリエの脚本なので、まあ、数十年ぶりに、見てみるか、という感じで、見に行った。 でも、見ていなかったのかなあ。全く、記憶にない。もし見ていたなら、少しくらいは、記憶に引っ掛かりそうなものだけれど、 全く、記憶に残っていない。 見ていなかったのか?きれいに記憶が消えてしまったのか?とにかく何も記憶がない。
昔の映画(1961年;監督:Alain Resnais;脚本:Alain Robbe-Grillet)なので、昔のイメージ。昔の恋愛。 でも意外に悪くはなかった。凡庸な言い方だとは思うけれど、静かな情熱。
そういえば、最近、すべてがざわざわと、せわしく動いているので、このような、静かな、緊張感のある感覚、 雰囲気に、ほっとしてしまう。

と思っていて、映画を見て数日後に、何気なく、映画館(マンハッタンのFilmForum)のWEBサイトから、 この映画の予告編を見てしまったら、、 とんでもない!ひどい予告編。
最近のテクノ系のビジネス音楽屋が作ったのかもしれないけれど、 まるで、この映画を見に来るな、と言わんばかりの予告編。要するに、最初は、映画の音を使っていながら、 途中から、まるでイメージぶち壊しの最近のテクノ(だか何だか知らないけれど)の音。 俺にとっては、とても耐えがたい音。
予告編を見ずに、映画を見たのは、幸いでした。予告編を見ていたら、見に行かなかったかもしれない。
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